「Gakken Pocket Miku NSX-39」は、学研グループの1社である学研教育出版(当時、現在は学研プラス)が2014年に発売した、デジタル・シンセサイザー。希望小売価格は4980円(税別)。正式名称は「歌うキーボード ポケット・ミク」、略称「ポケミク」。ヤマハが開発したeVocaloid対応音源LSI「NSX-1」、歌声データとしてクリプトン・フューチャー・メディア「初音ミク」の基本部を搭載し、モノフォニックながら、ボーカロイド音声の演奏ができる。「ドレミ」モード、「あいうえお」モード、「プリセット」モードがあり、あいうえおモードでは5音のうちの1つを選んで利用できる。プリセットモードは内蔵の歌詞を歌わせることができる。それ以外に、「歌詞入力アプリ」を使って歌詞を入力することや、システムエクスクルーシブ(Sysx)を使って歌詞とノートが混在したデータを作ることも可能だ。また、GM互換音源も搭載しており、こちらはポリフォニック。
NSX-39はMIDI端子を持たない。電池(単4アルカリ電池3本)を入れて、ペンで鍵盤にタッチして演奏できる。内蔵スピーカー以外に、ステレオの音声出力(兼ヘッドホン出力)端子がある。また、USB端子があり、それをパソコンに接続すると、パソコンから給電でき、パソコンからMIDI音源として見える。チャンネル1がミク、チャンネル2がGM音源となる。パソコンに接続したキーボードからリアルタイムで演奏することも可能。パッケージはこんな感じ。